Koshi’s diary

本・映画・ドラマについて感想を書きます。たまに雑記。

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映画感想 グレッグ・マクリーン監督 『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』

ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが主演を務め、ボリビアのジャングルでの壮絶な遭難体験をつづったヨッシーギンズバーグの著書「JUNGLE」をもとに映画化したサバイバルスリラー。3年間の兵役を終え、刺激を求めて旅を続けるバックパッカーの青年ヨッシーボリビアのジャングル奥地にある秘境を目指して旅立った彼は、友人2人やガイドとともに険しいジャングルを進んでいくが、やがてグループ内で意見が対立し、4人は二手に別れて行動することに。さらにトラブルが発生し、ヨッシーは危険なジャングルの中でひとりきりになってしまう。野生生物や自然の脅威にさらされ、肉体的にも精神的にも追い詰められていくヨッシーだったが……。共演に「クロニクル」のアレックス・ラッセル、「戦場のピアニスト」のトーマス・クレッチマン。「マンイーター」のグレッグ・マクリーン監督がメガホンをとった。ヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル梅田で開催の「未体験ゾーンの映画たち2018」上映作品。

ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡 : 作品情報 - 映画.com

 

ポスター画像

 

なにこれ。

思ったより相当面白かった。

正直、なんかよくあるサバイバル系の映画(原住民とのいざこざとか、隠された財宝を見つけだすみたいな)かと思っていたらそんなことはなかった。実話に基づいて作られているだけあって、ストーリーも興味深い。

 

こんなジャングルでサバイバルはしたことがないけど、新卒で入った研修でサバイバル研修をしたことがある。

その研修では、磁石と地図を渡されてポイントを目指す。そのポイントには次のポイントの手掛かりが書いてあり、次のポイントを目指すというもの。グループで行動するのだが、それがやっかいな点だ。グループで行動すると、リーダーシップのある人だけが負担を負い、それ以外の人はただついていくだけになりがちだ。

そして、そのリーダーが道を間違えたととたん、文句を言いだす。今まで地図をちゃんと見ていなかった人たちが、ここでようやく地図を見始める。

体力の違いで、思うように動けないジレンマ。

そんな研修をふと思い出した。そのあたりの人間の愚かさみたいな部分もこの映画では描かれている。

 

寓話的なシーンもあり、人間の愚かさもあり、自然の強大さもあり、最後には少しぞっとするような解説もある。

 

もっと評価されてもいい映画のように感じた。

ダニエルラド・クリフは思ったより背丈が高くないんだなとも思った。