映画感想 ザック・スナイダー監督 『ウォッチメン』
ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されていた。しかも、ウォッチメンたちの殺害はその後も続き……。
『300 <スリーハンドレッド>』を手掛けたザック・スナイダー監督だけあって、映像には重厚感があり迫力がある。
見せ方もうまい。
音楽もめちゃくちゃよかった。(下記リンク参照)
ヒーローは出てくるけど、ヒーロー映画というよりはサスペンス感が強い作品。
でてくるヒーローも、いわゆる一般的なヒーロー像とは異なり、良い意味でも悪い意味でも人間らしい。
アメコミのスーパーヒーロー映画に対する疑問や風刺を、作品全体を通して表現されている。
ダークナイトしかり、こういう映画があったから、以降のアメコミ映画は単純なヒーローが活躍して終わるような作品ではなく、敵対するキャラの描写が描かれていたりなど、より多面的に描かれるようになったのだろうか。
全体的に重い雰囲気で物語は進むが、最後の最後にはちょっとした驚きが描かれる。