映画感想 スティーブン・ソダーバーグ監督 『アウト・オブ・サイト』
エルモア・レナードの手による小説を、スティーブン・ソダーバーグ監督が見事に料理したクライム・ムービー。一世一代の強盗計画を企てる詐欺師のジャックと、一目見た時から彼に惹かれながらも追跡を続ける女捜査官・カレン。二人は微妙な関係のまま、危険な犯罪者達を巻き込んだダイヤ強奪事件で対決の時を迎える・・・。この作品と同じくレナード原作の「ジャッキー・ブラウン」を見た人なら思わずニヤリとするお遊びも用意されている。
1998年に公開された作品。
自分(現在27歳)が5歳の時に公開されたのか。。
かっこよさっていう点だと、この映画は十二分に描けていると思う。
むしろ現代が描くかっこよさって退化していないか…?と思ったりもする。(個人差あり)
それくらいジョージクルーニーの色気とジェニファー・ロペスの色気がありきの作品。もちろん良い意味で(?)。ここまでこの二人の純粋な色気があふれている作品ってないのではないか?(あったら是非コメントで教えてほしいです!)
ストーリー自体に驚きはないし、ジョージクルーニー演じるフォーリーが仕掛ける銀行強盗の術もウィットに富んではいるが目新しいものではないと感じてしまう。
でも、これが1998年に公開された作品か。オーシャンズ11が2001年に作成されたことを考えるとその先駆けの作品だったのかなとか思う。
先駆けという意味でいうと、以下のページに記載されていることはとても興味深い。
こちらの記事を読むと、この映画が映画界に認められることに端を発して、今まさに私たちが熱狂して見ているような映画が生まれていることに気づく。
映画好きとしては見逃せない作品ではないだろうか。
私はとりあえずエルモア・レナードの小説を読んでみたくなった。