映画感想 ラミン・バーラニ監督『ザ・ホワイトタイガー』
この貧困からなんとしてでも抜け出したい。そんな野心を胸に裕福な一家の運転手となった男持ち前のずら賢さで成功を目指すが…。ベストセラー小説の映画化。
インドはまだ行ったことがない国。
発展途上国と呼ばれていた国としては、タイ・ベトナム・カンボジアくらいしか行ったことがいないがその国、地域の生活については少しは想像できるくらいの経験はしてきたつもりだ。
インドという国にしても、その地域によって実情は異なるのだろうが…。
ボリウッド映画か一昔前に流行ってから(きっとうまくいくくらいからかな)、久しぶりにインド映画を観た。
いい意味でより一般化できているのではないかと思った。音楽やカット割りなど。素人目線ではあるが、より見やすいものになっていると思う。
この映画かインドで作られた映画なのかは調べていません。
ボリウッドと言えば、インド歌謡みたいな音楽に合わせて独特の民謡音楽とダンスを思い浮かべる人が多いのではないかと思う。
今回見た『ザ・ホワイトタイガー』には、その色はあまり強くない。どちらかというとスラムドックミリオネアに似ているかもしれない。
そしてスラムドックミリオネアよりも見やすい。
インドの社会問題?としてはカースト制度があるだろう。
その問題にまっすぐ向き合った作品なのではないかと思う。
27歳の男性。
世界的に見たら裕福な国に生まれて恵まれた教育を受けてきた男の一人だと思う。
政治のことはよくわからないが、何かを訴えようとしている映画作品には目を通して、自分なりの感想を述べられるような男になりたいと思う。