Koshi’s diary

本・映画・ドラマについて感想を書きます。たまに雑記。

MENU

映画ネタバレ感想 ジェーン・カンピオン監督『パワー・オブ・ザ・ドッグ』

  ポスター画像

 

ベネディクト・カンバーバッチを初めて知ったのはドラマの『シャーロック』が初めてだった。

そのあと『イミテーションゲーム』で観て作品自体も傑作だったこともあり、それ以降彼の作品が出ると気になって鑑賞するようになった。

 

Netfkixオリジナル作品でアカデミー賞にもノミネートされている本作品。

家でプロジェクターを使用して感想。

 

物語の核心を直接的に映すことはなく、物語は不穏な空気間のまま進んでいく。

最初はベネディクト・カンバーバッチが演じるフィルの理不尽な行動があまり理解できないが、徐々にフィルの性格の裏側にあるものが映像として映しだされていく。

ここで面白いのが、セリフで直接的な表現や決定的な描写をせずに、表情やちょっとした行動でそれらを語っているのがこの映画の面白さだろう。

 

ストーリーとして簡略に書いてしまうと、それほど大それたストーリーではないが、役者の演技・音楽・描写の仕方の技術が高く、鑑賞者に伝えるという点でとてもクオリティの高い作品だと思った。

 

ジャンルとしてはスリラーとかそういうジャンルになるのかな、スリラー好きな人にはぜひおすすめしたい作品。