映画感想 オリビア・ワイルド監督『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』
親友同士で成績優秀な女子高生エイミー(ケイトリン・デヴァー)とモリー(ビーニー・フェルドスタイン)は、卒業式前日、遊び放題だったクラスメートがレベルの高い進路を決めていることを知って衝撃を受ける。二人は勉強一筋で青春を犠牲にしてきたことを後悔し、残り少ない学園生活を謳歌(おうか)すべく卒業パーティーに繰り出すことを決意。そんな二人の波乱の一夜が幕を開ける。
男のバディ映画はあったけど、女性のバディ映画ってあったっけ?
自分が見れていないだけかもしれないけど、これが初めての作品かもしれない。
女性のバディ映画があったら教えてほしい。
前評判めちゃくちゃ高くてすごくわくわくしてみたけど、内容的にはそこまで…?と正直思ってしまった。
多分、前評判高すぎ問題が原因だと思う。なんだろう、もっと感動系の話を想像していたんだけどそこまで感動するものでもなかったかな。
ただ、今まで王道の物語しか映してこなかった映画の世界に一石を投じた作品ではあるのかもしれない。
女性二人のバディ映画であったり、既成概念にとらわれないキャラクター設定。
ジェンダー論的にも枠にはまらず自然な世界を描いているとは思う。
しかしそこには既成概念を超えた先の感動でというものはなかったように思う。
そこだけじゃなくて、もっと感動させてほしいというわがままな感想が芽生えてしまったのも事実。
既成概念を超えるのは当たり前で、そこからどのようにして一歩先んじてた世界を見せつけてくれるのか。
そこまで欲してしまうわがままな鑑賞者には今一つ物足りなさがあるかもしれない。
期待値が高すぎた問題はあるかも。
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