Koshi’s diary

本・映画・ドラマについて感想を書きます。たまに雑記。

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2020-01-01から1年間の記事一覧

読書感想 安部公房『砂の女』

砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれていく一軒家に閉じ込められる。考えつく限りの方法で脱出を試みる男。家を守るために、男を穴の中にひきとめておこうとする女。そして、穴の上から男の逃亡を妨害し、二人の生活を眺める村の人々。ドキュメ…

ドラマ感想 ディエゴ・ベラスコ監督『ソーシャルディスタンス』

ソーシャルディスタンスをとることが新たな生活様式となりつつある現在。離れていても寄り添おうとする人々の姿を映し出す、ダークで笑えるアンソロジーシリーズ。 www.netflix.com ソーシャルディスタンス。 この言葉が一般的に世に知られる言葉となってか…

映画感想 バラン・ボー・オダー監督『ピエロがお前を嘲笑う』

世間を震え上がらせたハッキング事件を起こし、さらに殺人容疑で追われる天才ハッカーのベンヤミン(トム・シリング)が警察に出頭してくる。ハッカー集団「CLAY」に加担して盗んだ情報によって殺人事件を引き起こしてしまい、今度は自分が狙われていると告…

映画感想 アーロン・ソーキン監督『シカゴ7裁判』

1968年、アメリカ・シカゴ。民主党全国大会の会場近くで、ベトナム戦争に反対する抗議デモが行われる。平和的に行われる予定だったデモは激しさを増し、デモ隊は警察と衝突。アビー・ホフマン(サシャ・バロン・コーエン)やトム・ヘイデン(エディ・レッドメイ…

映画感想 新海誠監督『天気の子』

高校1年生の夏、帆高は離島から逃げ出して東京に行くが、暮らしに困ってうさんくさいオカルト雑誌のライターの仕事を見つける。雨が降り続くある日、帆高は弟と二人で生活している陽菜という不思議な能力を持つ少女と出会う。 天気の子 - 作品 - Yahoo!映画 …

映画感想 テリー・ギリアム監督『ラスベガスをやっつけろ』

アメリカのジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンが1971年に発表した同名小説を、「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアムが映像化した異色ロードムービー。71年、ジャーナリストのラウル・デュークと弁護士ドクター・ゴンゾーはバギーレースを取材す…

映画感想 新海誠監督 『君の名は』

1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らして…

映画感想 新海誠監督『秒速5センチメートル』

小学校の卒業と同時に離ればなれになった、遠野貴樹と篠原明里。そのとき、二人の間には二人だけの特別な想いが存在していた。しかし、無情にも時だけが過ぎてゆく……。そんな日々を重ねたある日、ついに貴樹は明里に会いに行くことを決意。訪れた約束の日、…

映画感想  シドニー・シビリア監督『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』

ドラッグを作った罪で服役中の神経生物学者ピエトロ・ズィンニ(エドアルド・レオ)は、合法ドラッグの製造者を探っていたところ、ある男が神経ガスを用いたテロを企てていることに気付く。ピエトロはテロによる大量殺人を阻止しようと、各地に収容されている…

映画感想 シドニー・シビリア監督『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち 』

ユーロ危機により大学を追われた神経生物学者のピエトロ(エドアルド・レオ)は、合法ドラッグ製造でひともうけしようとするが、逮捕されてしまう。犯罪履歴を消す代わりに警察の捜査に力を貸すことになった彼は、かつて合法ドラッグを製造していた仲間たち…

ドラマ感想 『フレンズ』

シェフの助手として働くモニカ、俳優志望のジョーイ。ジョーク好きのチャンドラー、シンガー・ソングライターのフィービーが、"セントラル・パーク"カフェでおしゃべり中。そこにモニカの兄で古生物学者のロスが。愛妻がレズに目覚めて離婚したことを嘆いてい…

映画感想 シドニー・シビリア監督『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』

社会から弾き出された学者たちが、合法ドラッグでひと儲けしようとする姿を描いたイタリア製クライムコメディ。1981年生まれの新人監督シドニー・シビリアが、素人犯罪集団を待ち受ける運命を独特の映像センスでテンポ良く活写し、長編デビュー作ながらイタ…

映画感想 スティーヴン・チョボスキー監督『ワンダー 君は太陽』

生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しか…

読書感想 村上龍『寂しい国の殺人』

現代をおおう寂しさは、過去のどの時代にも存在しなかった。近代化達成による喪失感は近代化以前にはないから。今の子どもたちが抱く淋しさは日本で初めてのものなのだ…。日本の近代化終焉を告げるヴィジュアル・テキスト。 寂しい国の殺人の通販/村上 龍 - …

映画感想  ジョン・ランディス監督『ブルース・ブラザース』

黒い帽子に黒のサングラス、黒いネクタイに黒のスーツという、全身黒づくめのジェイク・ブルースとエルウッド・ブルースは、ちぎりを交わした兄弟分。そのブルース兄弟が昔世話になった孤児院が、窮地に陥った! 彼らは孤児院を救おうと、かつての仲間を集め…

映画感想 ジョン・ファブロー監督『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役を務め、フードトラックの移動販売をはじめた一流レストランの元総料理長のアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ。ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカール…

映画感想 ジョナサン・ヒューズ監督『デヴィッド・アッテンボロー 地球に暮らす生命』

消えゆく熱帯雨林、生物の絶めつ、そして気候変動に苦しむ地球。世界を救うカギは、自然を知りつくした男の言葉の中にある。 David Attenborough: A Life on Our Planet | Netflix Official Site 地球環境問題。 正直、自分が一番苦手な分野。 苦手な理由は…

映画感想 サム・ハーグレイブ監督『タイラー・レイク 命の奪還』

「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・ヘムズワースが主演を務め、「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズの監督アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が製作、「アベンジャーズ エンドゲーム」などでスタントコーディネーターを務…

映画感想 ザック・スナイダー監督 『ウォッチメン』

ジョン・F・ケネディ暗殺事件、ベトナム戦争、キューバ危機など、世界で起きた数々の事件を見守ってきたヒーローたち“ウォッチメン”。しかし、かつてウォッチメンだった男の一人が暗殺される事態が発生。殺害現場には、血のついたスマイル・バッジが残されて…

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こんにちは管理人のlifevlogです。下記、「プライバシーポリシー」に関して記載致しましたので、ご一読願います。 当サイトに掲載されている広告について 当サイトでは、第三者配信の広告サービス(Googleアドセンス、A8.net 、Amazonアソシエイト、バリュー…

読書感想 江國香織『東京タワー』

大学生の透は恋の極みにいた。年上の詩史と過ごす甘くゆるやかなひと時、世界はみちたりていた。恋はするものじゃなく、おちるものだ。透はそれを、詩史に教わった。一方、透の親友・耕二は、女子大生の恋人がいながらも、蠱惑的な喜美子に夢中だった。彼女…

映画感想 グレッグ・マクリーン監督 『ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡』

「ハリー・ポッター」シリーズのダニエル・ラドクリフが主演を務め、ボリビアのジャングルでの壮絶な遭難体験をつづったヨッシー・ギンズバーグの著書「JUNGLE」をもとに映画化したサバイバルスリラー。3年間の兵役を終え、刺激を求めて旅を続けるバックパッ…

映画感想 エドガー・ライト監督 『ベイビードライバー』

ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」などで知られるエドガー・ライト監督が、音楽にのりながら驚異の運転テクニックを発揮する若きドライバーの活躍を描いたオリジナル作品。天才的なドラインビングテクニックで犯罪…

映画感想 土井裕泰監督 『いま、会いにゆきます』

秋穂巧(中村獅童)は妻の澪(竹内結子)に先立たれ、1人息子の佑司(武井証)とつつましく暮らしていた。ある雨の日、妻にそっくりの女性が現れるが、彼女は記憶喪失だという。 いま、会いにゆきます - 作品 - Yahoo!映画 本当に好きな作品の一つ。 今はま…

映画感想 エドガー・ライト監督 『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う! 』

「ショーン・オブ・ザ・デッド」(2004)、「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン!」(07)のエドガー・ライト監督と主演サイモン・ペッグ&ニック・フロストのトリオが、母国イギリスを舞台に描くSFコメディ。20年前、一晩で12軒のパブをめぐる「ゴー…

映画感想 ドン・シーゲル監督 『アルカトラズからの脱出』

1960年、厳格な所長のもと、水も漏らさぬ警備態勢がとられていたアルカトラズ島の刑務所に各州の刑務所で脱獄を繰り返したフランクが送り込まれる。凶悪な囚人を敵に回し、命を狙われながらも、大胆不敵な知能犯フランクは意気投合した仲間とともに脱獄計画…

映画感想 サム・メンデス監督 『レボリューショナリー・ロード 燃え尽きるまで』

「タイタニック」(97)のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットが11年ぶりに共演し、ある夫婦の夢や葛藤を描いた人間ドラマ。1950年代アメリカ・コネチカット。郊外の閑静な住宅街に暮らし、子供にも恵まれた理想の夫婦フランクとエイプリル。…

映画感想 トッド・フィリップス監督『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』

結婚式を間近に控えたダグは、悪友2人と新婦の弟を連れ、独身最後の夜を満喫するためラスベガスへと向かう。翌日、酒やギャンブルでバカ騒ぎをした4人はひどい二日酔いで目覚め、前夜の記憶はすっぽりと抜けていた。さらにホテルの部屋にダグの姿はなく、代…

映画感想 デブラ・グラニク監督 『足跡はかき消して』

「ウィンターズ・ボーン」のデブラ・グラニク監督が、ピーター・ロックの小説「My Abandonment」を映画化したヒューマンドラマ。PTSDに苦しむ退役軍人ウィルは、13歳の娘トムとともにオレゴン州ポートランドの森の中で人目を避けるように暮らしていた。とこ…

映画感想 シェーン・ブラック監督 『ナイスガイズ!』

ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウが共演し、「アイアンマン3」のシェーン・ブラック監督がメガホンをとったバディムービー。シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチは、腕っ節の強い示談屋ヒーリーとコンビを組み、失踪した少女の捜索をすること…