Koshi’s diary

本・映画・ドラマについて感想を書きます。たまに雑記。

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映画

映画感想 ジョージ・クルーニー監督『ミッドナイト・スカイ』

孤独な科学者オーガスティン(ジョージ・クルーニー) は、地球滅亡の日がすぐそこまで迫っているというのに、北極から動こうとしなかった。一方、宇宙船の乗組員サリー(フェリシティ・ジョーンズ)は、任務終了にともなって地球に帰還しようとしていた。そんな…

映画感想 アン・リー監督『ジェミニマン』

腕利きのスナイパーとして、その名をとどろかせるヘンリー(ウィル・スミス)は、政府からのミッションに臨むが、正体不明の人物から襲撃を受ける。自分の動きや考えを見越しているだけでなく、バイクを使った武術を繰り出す襲撃者にヘンリーは苦戦を強いられ…

映画感想 武正晴監督『アンダードッグ』

「百円の恋」の武正晴監督が、森山未來、北村匠海、勝地涼をキャストに迎えたボクシング映画の前編。プロボクサーの末永晃はかつて掴みかけたチャンピオンの夢を諦めきれず、現在も“咬ませ犬”としてリングに上がり、ボクシングにしがみつく日々を送っていた…

映画感想 カーティス・ハンソン監督『8 Mile』

1995年、デトロイト。中産階級の白人が多く住む郊外とは“8マイルロード”で分断され、貧困層が多数を占める都市中心部。ジミーはここで無職の母と幼い妹の3人でトレイラー・ハウスに暮らしていた。彼は昼間プレス工場で働き、夜はヒップホップ・クラブ“シェル…

映画感想 フェデ・アルバレス監督『蜘蛛の巣を払う女』

凍てつく冬が訪れたストックホルムで、天才ハッカーのリスベット(クレア・フォイ)に、人工知能研究の権威バルデル博士から依頼が舞い込む。 その内容は、彼自身が開発した核攻撃プログラムをアメリカ国家安全保障局から取り戻すというもの。彼女の能力からす…

映画感想 武正晴監督『百円の恋』

32歳の一子(安藤サクラ)は実家でだらしない毎日を過ごしていたが、離婚して実家に戻ってきた妹の二三子といざこざを起こし、一人暮らしをすることに。100円ショップで深夜労働にありつき、相変わらずな日々を送っていたものの、ボクサーの狩野(新井浩文)…

ショートアニメ 『愛してるって言っておくね』

学校で起こった銃乱射事件という悲劇のなかに取り残された両親にとって、今は思い出がすべて。 If Anything Happens I Love You | Netflix Official Site 12分ほどのショートアニメ。 白黒がベースとなったアニメーションで描かれている。 作品中に言葉とし…

映画感想 レタ・ガーウィグ監督『レディ・バード』

レディ・バードと名乗り、周囲にもそう呼ばせているクリスティン(シアーシャ・ローナン)。高校生最後の年に看護師の母マリオン(ローリー・メトカーフ)と進学先を決めるために大学見学に行くが、帰りの車中で地元のカリフォルニア州サクラメントから離れ…

映画感想 エドガー・ライト監督『ホットファズ 俺たちスーパーポリスメン』

ロンドンのエリート警官ニコラス・エンジェル(サイモン・ペッグ)。優秀すぎるという理由で、田舎の村へと強制左遷。そこでも張り切るエンジェルだが、アクション映画好きで、どんくさいバターマン(ニック・フロスト)と相棒を組まされる。ある日、村で怪…

映画感想 吉田大八監督『紙の月』

バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花(宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年…

映画感想 リチャード・カーティス監督『アバウト・タイム 愛おしい時間について』

自分に自信がなく恋人のいないティム(ドーナル・グリーソン)は21歳の誕生日に、父親(ビル・ナイ)から一家の男たちにはタイムトラベル能力があることを告げられる。恋人を得るため張り切ってタイムトラベルを繰り返すティムは、やがて魅力的な女性メアリ…

映画感想 スティーブン・ソダーバーグ監督 『アウト・オブ・サイト』

エルモア・レナードの手による小説を、スティーブン・ソダーバーグ監督が見事に料理したクライム・ムービー。一世一代の強盗計画を企てる詐欺師のジャックと、一目見た時から彼に惹かれながらも追跡を続ける女捜査官・カレン。二人は微妙な関係のまま、危険…

映画感想 ティム・ニーヴス監督『ブルー・ワールド 命の水を求めて』

水の再利用からエネルギー生成まで。未来に向けて持続可能な水環境を実現すべく、世界5大陸の変革者たちが生み出した革新的な技術に迫るドキュメンタリー。 Brave Blue World: Racing to Solve Our Water Crisis | Netflix 世界各国の水にかかわる事情やその…

映画感想 スパイク・ジョーンズ監督『her 世界でひとつの彼女』

近未来のロサンゼルスで、セオドア(ホアキン・フェニックス)は相手に代わって思いのたけを手紙にしたためる代筆ライターをしていた。長きにわたり共に生活してきた妻キャサリン(ルーニー・マーラ)と別れ、悲嘆に暮れていた彼はある日、人工知能型OSサマ…

映画感想 デニス・ホッパー監督『イージー★ライダー』

マリファナ密売で儲けた大金をタンクに隠し、真のアメリカを求めてオートバイで放浪の旅に出る二人のヒッピーを描いたアメリカン・ニュー・シネマの代名詞的作品。元々は馬をバイクに乗り換えた現代の西部劇を目指して創られた作品だが、そこで描き出された…

映画感想 クエンティン・タランティーノ監督『イングロリアス・バスターズ』

1941年、ナチス占領下のフランスの田舎町で、家族を虐殺されたユダヤ人のショシャナ(メラニー・ロラン)はランダ大佐(クリストフ・ヴァルツ)の追跡を逃れる。一方、“イングロリアス・バスターズ”と呼ばれるレイン中尉(ブラッド・ピット)率いる連合軍の…

映画感想  ジャレッド・コーン監督『密の宮殿』

ミシェルは、父親が経営する会社の重役として働くキャリア・ウーマン。離婚して、豪華な邸宅で娘と2人暮らし。セレブな生活を送る彼女だが、心の中では刺激的な恋人との出逢いを求め、熟れた肉体を持て余していた。そんな彼女の前に表れた、ライアンという男…

映画感想 マーティン・ブレスト監督『セント・オブ・ウーマン 夢の香り』

気難しく人間嫌いな全盲の退役軍人と、心優しいエリート寄宿学校の苦学生との年齢差を越えた友情を描き出した感動作。A・パチーノの熱演(七度目のノミネートにして遂にアカデミー主演賞受賞)やC・オドネルのさわやかな演技は言うに及ばないが、男同士の奇…

映画感想 バラン・ボー・オダー監督『ピエロがお前を嘲笑う』

世間を震え上がらせたハッキング事件を起こし、さらに殺人容疑で追われる天才ハッカーのベンヤミン(トム・シリング)が警察に出頭してくる。ハッカー集団「CLAY」に加担して盗んだ情報によって殺人事件を引き起こしてしまい、今度は自分が狙われていると告…

映画感想 アーロン・ソーキン監督『シカゴ7裁判』

1968年、アメリカ・シカゴ。民主党全国大会の会場近くで、ベトナム戦争に反対する抗議デモが行われる。平和的に行われる予定だったデモは激しさを増し、デモ隊は警察と衝突。アビー・ホフマン(サシャ・バロン・コーエン)やトム・ヘイデン(エディ・レッドメイ…

映画感想 新海誠監督『天気の子』

高校1年生の夏、帆高は離島から逃げ出して東京に行くが、暮らしに困ってうさんくさいオカルト雑誌のライターの仕事を見つける。雨が降り続くある日、帆高は弟と二人で生活している陽菜という不思議な能力を持つ少女と出会う。 天気の子 - 作品 - Yahoo!映画 …

映画感想 テリー・ギリアム監督『ラスベガスをやっつけろ』

アメリカのジャーナリスト、ハンター・S・トンプソンが1971年に発表した同名小説を、「未来世紀ブラジル」の鬼才テリー・ギリアムが映像化した異色ロードムービー。71年、ジャーナリストのラウル・デュークと弁護士ドクター・ゴンゾーはバギーレースを取材す…

映画感想 新海誠監督 『君の名は』

1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らして…

映画感想 新海誠監督『秒速5センチメートル』

小学校の卒業と同時に離ればなれになった、遠野貴樹と篠原明里。そのとき、二人の間には二人だけの特別な想いが存在していた。しかし、無情にも時だけが過ぎてゆく……。そんな日々を重ねたある日、ついに貴樹は明里に会いに行くことを決意。訪れた約束の日、…

映画感想  シドニー・シビリア監督『いつだってやめられる 闘う名誉教授たち』

ドラッグを作った罪で服役中の神経生物学者ピエトロ・ズィンニ(エドアルド・レオ)は、合法ドラッグの製造者を探っていたところ、ある男が神経ガスを用いたテロを企てていることに気付く。ピエトロはテロによる大量殺人を阻止しようと、各地に収容されている…

映画感想 シドニー・シビリア監督『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち 』

ユーロ危機により大学を追われた神経生物学者のピエトロ(エドアルド・レオ)は、合法ドラッグ製造でひともうけしようとするが、逮捕されてしまう。犯罪履歴を消す代わりに警察の捜査に力を貸すことになった彼は、かつて合法ドラッグを製造していた仲間たち…

映画感想 シドニー・シビリア監督『いつだってやめられる 7人の危ない教授たち』

社会から弾き出された学者たちが、合法ドラッグでひと儲けしようとする姿を描いたイタリア製クライムコメディ。1981年生まれの新人監督シドニー・シビリアが、素人犯罪集団を待ち受ける運命を独特の映像センスでテンポ良く活写し、長編デビュー作ながらイタ…

映画感想 スティーヴン・チョボスキー監督『ワンダー 君は太陽』

生まれつき顔立ちが人と違う少年オギー(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼いころから自宅で母のイザベル(ジュリア・ロバーツ)と勉強してきた。10歳になり学校に通い始めた彼は同級生と仲良くしたいと願うが、じろじろ眺められたり避けられたりする。しか…

映画感想  ジョン・ランディス監督『ブルース・ブラザース』

黒い帽子に黒のサングラス、黒いネクタイに黒のスーツという、全身黒づくめのジェイク・ブルースとエルウッド・ブルースは、ちぎりを交わした兄弟分。そのブルース兄弟が昔世話になった孤児院が、窮地に陥った! 彼らは孤児院を救おうと、かつての仲間を集め…

映画感想 ジョン・ファブロー監督『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

「アイアンマン」シリーズのジョン・ファブローが製作・監督・脚本・主演の4役を務め、フードトラックの移動販売をはじめた一流レストランの元総料理長のアメリカ横断の旅を描いたハートフルコメディ。ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカール…